新里メディケアグループ
有料老人ホームやケアハウスの施設紹介にTHETA 360.bizを活用
新里メディケアグループは、人間性を中心に据えた新しい時代の医療を、総合的な角度から実現していくこと、元気な時も病める時も安心して頼れる医療福祉を目指し、医療法人社団健昌会、社会福祉法人長昌会、有限会社新里ソーシャルサービスの3つの事業体でクリニック、ケアハウス、グループホームなどを運営しています。
今回、インタビューにご対応いただくのは医療法人社団健昌会所属 企画管理部 業務支援係の西村様です。
THETA 360.biz導入の背景
まず初めにTHETA 360.biz導入の背景を教えて頂けますか。
現在、THETA 360.bizで作成したバーチャルツアーは、医療法人社団健昌会が運営する有料老人ホームと、社会福祉法人長昌会が運営するケアハウスで活用しています。
導入のきっかけは、新型コロナの影響で施設見学ができなくなったことです。これらの施設は長崎県内で事業運営をしておりますが、入居者のご家族が県外に住まわれていて施設の見学に来られなくなるケースも多くありました。実際に施設へお越し頂けない方々にも、Webサイトで分かりやすく施設を紹介するための手段として、導入を検討しました。
最初はフリープランを試しました。導入決定の決め手は操作が簡単だったことと画質が良かったことです。
バーチャルツアー作成時の工夫
バーチャルツアーはどなたが作成されていますか?また、作成するにあたって工夫していることがあれば教えてください。
THETAでの360度写真の撮影とバーチャルツアーの作成を私が一人で担当しています。実際に見学者を受け入れて施設紹介をしている地域連携科の職員に、紹介する場所とルートをヒヤリングし、彼らと連携しながらバーチャルツアーを作成しました。
他に工夫した点として、入居者が写らないように人が居なくなったタイミングを見計らって撮影をしたり、明るく綺麗に撮影できるようにできるだけ天気の良い日に撮影したりしています。
また、三脚にTHETAを取り付けて撮影していますが、三脚部分の写り込みが目立たないように、三脚部分が小さいものを使っています。
ツアーの作成は難しくなかったですか?一つのツアーにどれくらいの時間がかかりましたか?
バーチャルツアーを作成するのはとても簡単で、そんなに時間はかかりませんでしたが、バーチャルツアーに使うための写真を準備するのに時間がかかりました。先ほどもお伝えしたように、人が居ない時を見計らって撮影したり、天気の良い日を選んで撮影したりと、なかなか短時間で一気に撮影することが難しく、少しずつ撮り溜めてバーチャルツアーを作成していきました。
(下)ケアハウス城山台ソラール(1~3階) バーチャルツアー
THETA 360.biz導入の効果
THETA 360.bizを導入してどのような効果がありましたか?
施設に来ていただくことが難しい場合でも、Webサイトをご覧いただくことで具体的なイメージを分かっていただけるようになったことがとても良かったと思います。Webサイトのアクセス数は、特に以前との比較などはしていませんが、毎月一定の方に見ていただけているようです。また、地域連携科からは、地域の関連施設や病院に我々の施設を紹介しやすくなり、バーチャルツアーを見た方々からも好評を頂いていると聞いています。
導入したきっかけは新型コロナ対策でしたが、Webサイトで気軽に分かりやすく紹介できるツールとして有効だと感じています。
製品への要望と今後の展望
製品についてご要望がありましたらお聞かせください。
使い方はとても簡単で画質も良いのですが、三脚部分のぼかし機能がもう少し綺麗に加工できるようになればと思います。THETA 360.bizのぼかし機能を使ってみたのですが、ぼかしたい部分をなぞってぼかす機能のためムラができてしまい、綺麗に三脚部分をぼかすことができないので、いまは別途編集ソフトで加工しています。
今後の活用についてお聞かせください。
現在のところは施設紹介を中心に活用範囲を広げていきたいと思っています。
いまは有料老人ホームとケアハウスでバーチャルツアーを活用していますが、地域の関連施設や病院からグループホームなどのバーチャルツアーも作成してもらえないかとの要望も頂いているので、今後、対応を検討していきたいと思います。
貴重なお話をありがとうございました。
<参考>
・新里メディケアグループ:https://shinzato.jp/
・医療法人社団健昌会 住宅型有料老人ホーム:https://shinzato.jp/publics/index/36/
・社会福祉法人長昌会 ケアハウス城山台ソラール:https://shinzato.jp/publics/index/176/