修成建設専門学校

360度VRツアーを学校紹介や授業で活用。修成建設専門学校様事例

学校法人修成学園 修成建設専門学校様は、大阪市西淀川区に本部を置き、建築・土木・造園の3部門を学ぶことができる設立113年目を迎える建設専門学校です。360度コンテンツを制作・公開することができるクラウドサービスtheta360.bizを学校運用に導入し、オープンキャンパスでの体験コンテンツや学校紹介ツール、授業での利用など様々な場面でご活用頂いております。今回はtheta360.bizの導入を主導頂いた広報部 五十嵐様にお話を伺いました。

1

theta360.bizの導入背景について教えてください。

コロナ拡大に伴う感染対策のため、オープンキャンパスを実施できなかった際に、オンラインで個別相談会を開催していました。その中で、学校の様子をできるだけ学生に伝えたいとの考えから360度VR(バーチャルリアリティ)ツアー作成サービスの導入を検討しました。
導入に際して、360度VRツアー作成サービスを提供している企業を比較検討し、初期導入のしやすさとRICOH THETAという360度カメラの操作がシンプルで扱い易かったためtheta360.bizの採用を決定しました。
当初はオンラインでの学校紹介を目的とした導入でしたが、対面でのオープンキャンパスが再開した後も、海外や他府県在住の学生が学生生活を具体的にイメージできるように360度VRツアーを引き続き活用しています。また、活用は学校紹介にとどまらずオープンキャンパスでの体験コンテンツとしての企画や、建築デジタルデザイン学科(当時建築CGデザイン学科)での授業など、theta360.biz導入した後も360度VRツアーの活用が広がっています。

2

theta360.bizの活用方法について教えてください。

大きく3つの用途で活用しました。
 

学校紹介ツール としての活用
 

場所や時間に制約のないWeb上で、学校の施設を360度VRツアーとして公開し、学校紹介に活用しています。これは当初の導入目的であり、実際にツアー作成が未経験でも簡単に高品質なツアーが作成できることがわかりました。そこで学生に撮影とツアー作成を依頼し、公式の学校案内VRツアーとしてウェブサイトやパンプレットにQRコードを掲載し、広く公開しています。学生が作成したツアーであることを学校紹介でもアピールしています。オープンキャンパスが再開している現在も学校紹介VRツアーは引き続きウェブサイトで閲覧可能であり、価値のあるツールと考えています。

 

オープンキャンパスでの体験コンテンツとしての活用
 
オープンキャンパスでは学生の興味関心に合わせて複数の体験コンテンツを提供し、その一環として360度ツアー作成を企画し学生に体験いただきました。このコンテンツでは学内の施設、休憩スペース、エントランスを撮影し、要所に補足写真を配置してツアーにしました。デジタル技術に興味がある学生が多く好評でした。引っ越し前の内見でVRツアーを見たという声もあり、新しいツールが社会で活用されている状況をうまくオープンキャンパスでの体験コンテンツとして活用することができました。
 


 


 
授業での活用(建築デジタルデザイン学科)
 
建築デジタルデザイン学科の授業において、VRツアー作成を取り入れました。学生には建設DXに興味を持ってもらい、360度コンテンツの制作プロセスを通じて、社会に役立つスキルを磨く機会を提供しました。学生主体で撮影場所の設定やツアー作成を行い、先生はアドバイスを行いました。学生からは興味深いと好評で、階やフロアをまたぐ際の見せ方に苦戦しながらツアー制作に挑戦していました。VRツアー作成は技術的に難しいと思われることもありますが、使いやすいハードウェアとサービスを利用することで、学生は成功体験を積むことができました。
 

https://www.syusei.ac.jp/about/vr_tour/ より引用
 
今後は、歴史ある校舎を活かし、毎年、学生主体のリフォームコンペティションを実施し、そのプロジェクトを360度で記録し、アーカイブ化することを検討しています。

最新記事